物置を選ぶとき、扉がどちら側に開くかで迷う必要はありません。開く方向は、据え付けのときに決まります。イナバ・ヨドコウ・タクボの3社とも、公式にそう書いています。

選ぶ段階で決めておくのは、向きではなく扉の前にどれだけ空けるかです。

3社とも「組立時に決められる」と書いている

公式ページの記載は、次のとおりです。

  • イナバ フォルタ … 「現地の設置場所に合わせて扉の開き方向を変更できます」
  • ヨドコウ エルモ … 「扉の開閉方向は、組立時に設定できます」
  • タクボ Mr.ストックマン ダンディ … 片開きは「組み立て時に開く方向を選べます」(右引き・左引き)

型番を選ぶ段階で、向きを気にする必要はありません。

ただし例外があります。同じタクボのダンディでも、両引きタイプは変更不可と明記されています。扉が連動するタイプや、両側から引くタイプは、向きが固定されていることがあります。

買う前に確認するなら、向きそのものではなく「変更できるかどうか」を見てください。

「右開き」「左開き」では伝わらない

3社の公式サイトに、「右開き」「左開き」という言葉は出てきません。書かれているのは「扉の開き方向」までです。

正面から見て右と言うのか、扉の側から見て右と言うのかで、同じ言葉が逆の意味になります。

伝えるときは、「正面から見て、左側が開くように」のように、どちら側が開くかを言い切るほうが確実です。

標準の向き右側が固定パネル。左の戸が右へ動いて、開くのは左側。カタログの「右側固定パネル」はこの向きのこと。
逆向き左側が固定パネル。開くのは右側。希望があるとき、扉の前に障害物があるときに、こちらにする。

※ 開けたあとの状態を、正面から見た模式図です。黒く塗った側が開口になります。実際の戸の枚数・重なり方は機種によって異なります。

開くのは片側だけ。間口の分は開かない

大きめの物置は、片側のパネルが固定で、もう片側だけがスライドします。収納庫サイズの小さいものは中央から両側に開きますが、いずれにしても間口いっぱいには開きません。

数字で見ると差がはっきりします。タクボの ND-2215 は、外形の間口が2200mm。これに対して開口の間口は1238mmです。公式の型番ページに、この2つが別々に載っています。

長いものや幅のあるものを入れる予定があるなら、カタログの間口ではなく開口の数字で考えてください。各社の型番ページに載っています。

まとめ

向きは据え付けで決まるので、選ぶ段階では気にしなくて構いません。見ておくのは2つだけです。

1. 扉の前に、人が立って開け閉めできるスペースがあるか 2. 開いた戸が当たるもの(室外機・塀・植栽)がないか

出し入れするものが決まっているなら、そこに開口寸法を足して確認してください。