ヨドコウのエルモは、同じ間口・奥行のまま高さを2段から選べます。扉をシャッターにした「エルモシャッター」には、その低いほうの段がありません。公式のサイズ一覧に並ぶ20型番は、すべて高さ2,356〜2,361mmです。
エルモの低いほうは2,116〜2,125mm、高いほう(型番の末尾にHが付くもの)が2,356〜2,361mm。シャッターに残っているのは、後者だけです。
この記事は、ヨドコウ公式サイトのサイズ一覧を突き合わせて書いています。
高さの段が、片方しか残っていない
公式のサイズ一覧を、そのまま並べるとこうなります。
| 選べる高さ | 型番の例 | |
|---|---|---|
| エルモ(引き戸) | 2,116〜2,125mm と 2,356〜2,361mm の2段 | LMD-1815 と LMD-1815H |
| エルモシャッター | 2,356〜2,361mm の1段のみ | LOD-1815H |
エルモの型番は、末尾にHが付くと高いほうを指します。LMD-1815が2,120mm、LMD-1815Hが2,360mmで、間口と奥行は同じです。
エルモシャッターの型番は、公式のサイズ一覧に載っている20件すべてがLOD-○○○○Hという形で、Hの付かない型番がありません。つまり選ぶ前から高いほうに決まっています。
同じ間口×奥行で高さが2通り選べる組み合わせは、エルモシャッターでは0件です。差はおよそ240mmです。軒下や塀の内側、窓の下など、上に余裕のない場所では、この240mmが入るかどうかが先に効いてきます。
浅い奥行も、シャッターには無い
消えているのは高さだけではありません。奥行も、いちばん浅い段が落ちています。
エルモの公式サイズ表には、奥行811mmの型番があります。間口1,512/1,863/2,213/2,564/2,914のそれぞれにLMD-1508、LMD-1808、LMD-2208、LMD-2508、LMD-2908が並んでいます。
エルモシャッターの表に、奥行811mmは1件もありません。いちばん浅い奥行は1,162mmです。
さらに、間口を広げるともう2段落ちます。
| 間口 | エルモの最小奥行 | エルモシャッターの最小奥行 |
|---|---|---|
| 1,863mm | 811mm | 1,162mm |
| 2,213mm | 811mm | 1,162mm |
| 2,564mm | 811mm | 1,863mm |
| 2,914mm | 811mm | 1,863mm |
間口2,564mm以上では、エルモなら811mmから選べる奥行が、シャッターでは1,863mmからになります。壁際の細長い場所に広いシャッター物置を置く、という組み合わせは選択肢に無い、ということです。
なお、エルモシャッターの最小間口は1,863mmです。引き戸のエルモは1,512mmから始まり、縦長の側面扉タイプにはさらに狭いLMD-0815(間口811mm)があります。
なぜ浅い段と低い段が無いのかは、公式には書かれていません。サイズ一覧に載っていない、という事実までです。
同じことが、間口の広いほうでも起きている
これはシャッターだけの話ではありません。エルモの連結タイプ(2連片引き戸・センター引き分け戸)の表を見ると、間口4,428〜7,232mmのいずれも、奥行は1,863mm以上に限られ、高さは2,356〜2,359mmの1段だけです。間口6,531mm以上では、奥行は2,564mmと2,914mmの2つだけになります。
つまり本体が大きくなる方向では、引き戸でも浅い奥行と低い高さが先に消えていきます。シャッターは、その状態が最初から全サイズに当てはまっている形になります。
探すときに見る順番
高さに制限のある場所を考えているなら、シャッターか引き戸かを決める前に、2,356〜2,361mmが入るかどうかを先に確かめることになります。入らない場合、エルモシャッターは間口も奥行も関係なく候補から外れます。
奥行が取れない場所も同じで、811mmや1,162mmしか取れないなら、選べる扉は引き戸に絞られます。
2026年10月1日には本体色が黒のブラックエルモシャッターが発売されました。公式のサイズ一覧は10型番で、高さはやはり2,356〜2,361mmの1段だけです。間口は同じ4通りですが、奥行は1,162・2,564・2,914mmの3通りにとどまり、エルモシャッターにある1,512・1,863・2,213mmがありません。
まとめ
エルモシャッターは、公式のサイズ一覧に載る20型番すべてが高さ2,356〜2,361mmで、エルモにある低いほうの段がありません。
奥行も、エルモにある811mmの段が無く、間口2,564mm以上では1,863mmからになります。
高さと奥行の上限ではなく、下限のほうで候補が決まるのがこの機種の特徴です。