3社の全型番を並べて数えたところ、奥行が500mmを下回る物置は、1機種群しかありませんでした。イナバのシンプリー、奥行448mmの9型番です。

狭い場所ほど、メーカーは選ぶものではなく決まるものになります。

浅い側は、50mmずつずれて1社ずつ並んでいる

奥行の浅いほうから並べると、こうなります。

奥行型番数シリーズ
448mm9イナバ シンプリー
513mm27ヨドコウ エスモ
530mm26タクボ グランプレステージ ジャンプ/ペインタ
548mm25イナバ シンプリー

3社とも「50cm前後」に主力を置いていますが、実際の数字は全部違います。そして50mm刻みで会社が入れ替わる。

つまり、置ける奥行が50cmちょうどなのか、52cmあるのか、55cmまで取れるのか。その数センチで、候補に残る会社が変わります。カタログを3社ぶん並べて「どれがいいか」を考える前に、決着がついていることがあります。

600〜900mm台では、イナバだけ刻みがずれている

もう少し深いところを見ると、別の形が出てきます。

奥行シリーズ
648mmイナバ シンプリー
650mmタクボ グランプレステージ/ペインタ・ヨドコウ エスモ
750mmタクボ グランプレステージ/ペインタ・ヨドコウ エスモ
788mmイナバ シンプリー
900mmタクボ グランプレステージ/ペインタ・ヨドコウ エスモ
938mmイナバ シンプリー

タクボとヨドコウは650・750・900mmで揃っていて、イナバだけ648・788・938mmという別の刻みを持っています。

だから、648・788・938mmという奥行に収めたい場合はイナバしか該当しません。逆に650・750・900mmならタクボとヨドコウの2社から選べます。

わずか2mmの差(648と650)で該当が入れ替わる、というのは実務上ほとんど意味がありません。効いてくるのは 788mm です。750では足りず900では入らない、という場所があったとき、そこに収まるのはイナバだけになります。

間口と高さでも、端は1社になる

同じことが他の2軸でも起きています。

間口のいちばん狭い側(宅配ボックスなど物置以外を除く)

間口型番数シリーズ
800mm6ヨドコウ エスモ
920mm11イナバ シンプリー
1,050mm12ヨドコウ エスモ
1,120mm28イナバ シンプリー・タクボ グランプレステージ

間口1mを切る物置はヨドコウのエスモだけで、タクボは1,120mmから始まります。2社が初めて横並びになるのが、この1,120mmです。

2026年10月12日に、イナバのナイソーシスター[KMW]を追加しました。間口900mm・奥行480mmからあります。ただし屋根裏と扉に断熱材が入る機種なので、当サイトでは断熱物置に入れていて、寸法の絞り込みの対象には含めていません。この記事の数字も対象内で数えたものです。狭い場所に置けるものを探すときは、断熱物置の区分も見てください。

高さのいちばん低い側は、903mmのイナバ シンプリーが最も低く、次がタクボの1,100mm、ヨドコウの1,113mm。窓の下に収めたいときの最下段は、イナバだけということになります。

3社から選べるのは、余裕があるときだけ

間口と奥行を300mm刻みの升目に区切って、それぞれに何社が入るかを数えました。物置676型番が埋めている升目は120ありました。

升目の数
3社そろう25
2社39
1社だけ56

埋まっている120升目のうち56は、1社しか選択肢がありません。そして3社そろう24升目は、23までが間口2.7m未満に集まっています。残りの2つは間口4.2〜4.5mの帯で、あいだの間口2.7〜4.2mには1つもありません。

置き場所に余裕があるなら、3社を見比べる意味があります。余裕がないなら、比べる前に測ったほうが早い。該当が1社しかなければ、そこで決まります。

まとめ

  • 奥行500mm未満はイナバのシンプリー(448mm)だけ。50mm刻みで会社が入れ替わる(断熱物置のナイソーシスターに480mmがありますが、絞り込みの対象外です)
  • 間口1m未満はヨドコウのエスモ(800mm)だけ。タクボは1,120mmから(同じく、ナイソーシスターに900mmがあります)
  • 3社そろう寸法は120升目のうち25。狭いほど、メーカーは決まる

置き場所の間口・奥行・高さを先に測ってください。そのうえで寸法から探すを見れば、その寸法に何が残るかが分かります。