雪の多い地域では、同じシリーズでも一般型ではなく多雪型・豪雪型を選ぶことになります。そのとき置き場所の寸法を測り直す必要があるのか。3社の公式製品ページを当たりました。

寸法は、3社とも変わらない

結論から書くと、地域タイプを変えても外形寸法は同じでした。

メーカー例に見た型番公式ページの寸法の扱い
イナバFS-2214S(フォルタ)一般型・多雪型・豪雪型が同じページに並び、幅2,210×奥行1,370×高さ2,085mm・床面積3.03m²は3タイプとも同じ値
タクボND-2215(Mr.ストックマン ダンディ)「地域タイプ」の欄に一般型と多雪型があるが、寸法表は1つだけ。外部 間口2,200×奥行1,590×高さ2,110mm、内部 間口2,144×奥行1,420×高さ1,882mm
ヨドコウエルモシャッター間口ごとに対応積雪が示されるが、寸法そのものはタイプで分かれていない

置き場所の採寸をやり直す必要は、公式の記載を見るかぎりありません。壁との距離や扉の前の余裕も、物置の前にどれだけ空けるかに書いたとおり、タイプでは変わりません。

型番が変わるのは、タクボだけ

ここは見積書を読むときに効きます。

  • タクボ ── 多雪型は型番に S が入ります。ND-2215 に対して多雪型は ND-S2215。結露減少型と組み合わせた ND-SZ2215、長もの収納タイプの ND-S2215Y なども同じ並びです
  • イナバ ── 一般型・多雪型・豪雪型が 同じ型番で並びます。FS-2214S はどのタイプでも FS-2214S です
  • ヨドコウ ── エルモシャッターの製品ページに型番の掲載がありません

つまり、イナバの見積書では型番を見ても地域タイプが分かりません。タクボはSの有無で読み取れます。

なお、どのタイプが用意されているかは型番によって違います。 イナバのフォルタでは、FS-2214S が一般型・多雪型・豪雪型の3タイプ、FS-3526S は一般型と多雪型の2タイプでした。豪雪型がどの型番にもあるわけではありません。

耐積雪の数値を製品ページに出しているのは、ヨドコウだけ

3社の製品ページで、積雪に何cmまで耐えるかという数値が書かれていたのはヨドコウだけでした。しかも間口によって違うという書き方です。

  • 間口1,863mm・2,213mm ── 積雪150cm(4,500N/m²)に対応
  • 間口2,564mm・2,914mm ── 積雪100cm(3,000N/m²)に対応

間口が広いほうが、対応する積雪は小さくなります。 同じシリーズでも間口を一段広げると条件が変わる、ということです。

イナバの製品ページに耐積雪の数値はありません。風については「基準風速34m/s(地表面粗度区分Ⅲ)」の記載があります。タクボの製品ページにも耐積雪の数値はなく、床耐荷重2,100kgの記載があります。床耐荷重は床に載せられる重さで、屋根が受ける雪とは別のものです。

一般型・多雪型・豪雪型がそれぞれどの積雪荷重に対応する区分なのかは、トップページのQ&Aにまとめています。

当サイトの型番索引は、一般型だけです

正直に書いておきます。型番から探すに並べている1,117型番は、一般型のものだけです。タクボの ND-S2215 のような多雪型の型番は入っていません。

型番索引には「見当たらないときは生産が終わっている可能性があります」と書いていますが、Sの入ったタクボの型番は、廃盤ではなく当サイトが載せていないだけです。お手元の見積書の型番が見つからないときは、Sを外した型番で引いてみてください。寸法は同じです。

まとめ

  • 地域タイプを変えても、3社とも外形寸法は変わらない。採寸のやり直しは不要
  • 型番が変わるのはタクボだけ(多雪型にSが入る)。イナバは同じ型番、ヨドコウは型番の掲載なし
  • 製品ページに耐積雪の数値があるのはヨドコウだけ。しかも間口が広いほど対応積雪は小さい
  • 当サイトの型番索引は一般型のみ。Sの入った型番は、Sを外して引いてください
  • いずれも2026年10月19日に各社の公式ページで確認した内容です。ご購入前に必ず公式サイト・最新カタログでご確認ください