タイヤ、工具箱、タイヤラック。物置に入れたい物が重いとき、床がもつのかが気になります。3社の公式製品ページで、床耐荷重の書き方を見比べました。同じ「床耐荷重」という言葉で、測っているものが違いました。
タクボは、本体ごとの総重量で出している
タクボの製品ページには、型番ごとに床耐荷重が載っています。単位はkgで、本体の床ぜんぶで受けられる重さです。
| 型番 | 外部寸法(間口×奥行×高さ mm) | 床耐荷重 |
|---|---|---|
| ND-2215 | 2,200×1,590×2,110 | 2,100 kg |
| ND-3222 | 3,232×2,290×2,110 | 4,440 kg |
本体が大きいほど数字も大きくなります。 床の面積が広いぶん、全体で受けられる量が増えるという書き方です。
ヨドコウは、1m²あたりで出している
ヨドコウのエルモシャッターの製品ページでは、床補強のオプションを付けると12,000N/m²(約1,200kgf/m²)になり、標準の倍になる、と書かれています。単位が示すとおり、1m²あたりどれだけ載せられるかの値です。
本体の大きさが変わっても、1m²あたりの値は変わりません。
イナバは、製品ページに記載がない
イナバのフォルタ(FS-2214S)の製品ページには、床耐荷重の記載がありませんでした。載っているのは地域タイプごとの寸法と床面積で、荷重に関する数値はありません。棚板について「配置やオプションの取付けが制限される場合があります」という注記はありますが、重さの上限は書かれていません。
製品ページとは別に仕様・部品断面図のPDFが置かれています。その中身までは確認していません。 数値が必要なときは、そちらかメーカーへの問い合わせになります。
「全部で何kg」と「1か所で何kg」は、別の話
ここが比較できない理由です。
- タクボの2,100kgは、床全体に散らして置いたときの合計です
- ヨドコウの12,000N/m²は、1m²に集中させたときの値です
タイヤを四隅に分けて置くのと、タイヤラックごと1か所にまとめるのとでは、効いてくる数字が違います。重い物を一箇所に集めるなら面積あたりの値が、全体に広げるなら総量が、それぞれ手がかりになります。片方しか公表されていない以上、3社の数字を並べて大小を論じることはできません。
何がどれだけ入るかという量の話は、タイヤは何本入る?にまとめています。
まとめ
- タクボ ── 型番ごとに総重量(kg)。ND-2215が2,100kg、ND-3222が4,440kg
- ヨドコウ ── 1m²あたり(N/m²)。エルモシャッターは床補強で12,000N/m²、標準の倍との記載
- イナバ ── 製品ページに記載なし
- 基準が違うため、3社の数字をそのまま並べても比較にはなりません
- いずれも2026年10月19日に各社の公式ページで確認した内容です。ご購入前に必ず公式サイト・最新カタログでご確認ください